平成築の家は新元号の影響で大幅値下げしないと売れなくなるリスクが大

平成という元号が2018年の1月で終わることが決まったそうですが、これは家を売ろうとしている人にとっては他人ごとの話ではありません。

なぜなら、中古の家を買ってくれる人からすると「元号」が一つ古くなっただけで購入を避けようとする人が増えるからです。

平成の状況で例えるなら一つ前の昭和がこれにあたりますが、「昭和」と聞くと古い印象しか感じないと思います。「平成より昭和の家が欲しい」なんて人はまずいませんよね?

中古を買う人には売る時の事も考えている人も多いです

私が今まで不動産屋業界を見てきた印象では、新築の家を買う人は「将来売る」なんてことはまず考えていません。なかには子供が住み続けることを想定している人もいるくらいです。

でも、中古の家を買おうとしている人は違っていて、新築を求めている人よりもシビアに状況を判断しています。つまり「次に売却する時にどうなるか?」を冷静に見つめているケースが多いんです。

そうした人があなたの家を買おうか迷った場合、普通ならまず最初に考えるのは「築年数」になります。でも、すでにニュースなどで元号が新しくなることが発表されてしまっている今だと、「平成築を買って大損しないかな?」という心配をするんです。

同じ平成でも9年と10年では売れ方が違ってきます

平成で1桁だと与える印象はかなり違うようで、1桁だと昭和に近い印象が大きく、家探しをするスタート時点から「平成なら10年以降で」と絞り込んでいる人も多いようです。

今はネットで家探しをする人が多く、その場合には希望条件を絞込みやすくするために「平成◯年~◯年まで」のように簡単に築年数を絞ることができるので、古い印象の強い元年から9年までのものは最初から見てももらえない可能性が高いんです。

まだ今なら平成一桁築を避ける人も多くはありません

平成築の家を売るなら、新しい元号に移行してしまう2018年1月までに、もしくは、できることなら新しい元号が正式発表されると言われている2017年の半ばまでには売却を完了させるのが無難でお得な売却になると言えそうです。

心理的な影響は不動産売買にも大きな影響を与えますから、正式に移行していなくても正式な発表が出た時点から値下げに繋がる余波は広がり始めると予想できます。

昭和の家はもっと大変なことに

昭和築の家は、元号が平成から次のものに移れば「2時代前」になってしまいます。

すでに平成のこのご時世でさえも昭和築の家というのはかなり売却が厳しくなっていますが、いよいよ売れなくなると思います。すでに世の中には平成生まれの若者が多く存在しており、元年生まれの人なら今年は29歳となります。

そうした世代は、間違っても昭和築の家を欲しがりませんし、東日本の震災なども記憶に新しい世代なので耐震性などの知識も豊富で、ますます古い家は避ける傾向があります。

いくら所得が低い若者が多いとは言え、そうした今どきの人は賃貸暮らしを選ぶので無理して一軒家を手に入れるようなことはしません。

それに、平成築の家も値下がりをし始めることが想定されますから、ますます昭和築の家というのは魅力に欠けてきます。

先程も「平成築の家は早く売らないと大損」というご説明をしましたが、昭和築の家はホントに今すぐなんとか処分をしてしまわないと、いくら住める家でも解体しないと売れないという状況になるかもしれませんので、もたもたしている暇はありません。

今の時代、ゴミ処分の費用が上がっているので、家の解体はどんなに安くても100万円では収まりません。

まして、重機が入れない家や隣近所との距離が近い家の場合には、機械が使えずに人力での「手壊し」となるため、解体費用はぐっと割高となります。

元号が変わる前後にはライバルの売り物件も急増します

家を売ろうとしている人は全国に大勢いますし、あなたの売り家の近くにもきっと大勢の売り物件が存在しているはずです。

(売り看板がついていない売り家や、人が住んでる状態での売り家も多いので気づかない人も多いと思います。)

全国どこでも売り家のライバルが大勢いますが、元号問題がきっかけとなり、不安を感じて慌てて売りに出す人も今後は増えると思います。そうなれば、今よりもずっと値下げをしないと売れなくなります。

仮に今すぐに売れば2000万円という売値がつく家でも、あと1年ちょっと先には1500万円くらいに下げないと売れないというリスクもあるんです。

ライバルの売り家が多くなり値崩れをしてしまうと売り主さんがどう頑張っても高く売ることはほぼ不可能です。

でも、まだ今ならライバルの売り家も正常な数しかいないと思いますし、元号の悪影響を受けることもまだかろうじてないと思いますよ。

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