アメリカの大統領選の開票が今まさに行われいますが、ドナルドトランプ氏が大統領に決まりました。
私はファイナンシャルプランナーとしてこのアメリカ大統領選と日本で家を売却する人との関係を考えてみました。
その結果、トランプ氏がアメリカ大統領になれば日本の中古住宅や土地売却にとって大きなマイナスの影響が出ると判断しました。
家を売ろうか迷っている人はスグに売った方が得策かも?!
今現在、親が残した空き家を保有している人や、そろそろ家を買い替えようかと迷っている方は、トランプ大統領に決まった今、1日でも早く売却するのが得策だと私は考えています。
なぜなら、今後、日本の経済は冷え込んでしまうと予想ができるからです。 (※景気が冷え込む理由は、日経平均株価の大幅下落からも安易に予想できます。)
今後の日本はトランプの強気な交渉に振り回される可能性が大
今までのトランプ氏の発言を見ていると、おそらく歴代の大統領の中でも特に手厳しい交渉をしてくると予想できます。もしかすると交渉ではなくてひたすら日本への注文をつけてくるだけかもしれません。そんな中で、日本がNOと言い返す姿は想像ができません。
結果、日本の経済は大手企業から冷え込みが始まり、大手から中小へ、そして零細企業へと冷え込みは伝わり、結果的に所得が下がり、あなたが売ろうとしている家を買ってくれる人も減ることに繋がってしまいます。
もちろん、全く売れなくなる可能性はありませんが、今までよりもはるかに安い売値にしないと売れなくなる可能性があるからです。
家を売るには? → 「家がいくらで売れる?」「最高値の業者はどこ?」これを知らないと大損します。
どうして日本の経済が冷え込むと予想ができるのか?
トランプ大統領になることが日本の経済にとって良くないということは、開票日である今日(2016年11月9日)の日経平均株価の動きを見れば明らかです。1日で日経平均は919円もの下落をしました。つまり、それだけの悪影響が日本の企業にあるという裏返しです。
もちろん、トランプ氏が必ずしも悪影響とも言い切れませんが、いざ任期が開始されてからどうなるか?を見ていては判断は時既に遅しかもしれません。
家や土地は株価と同じで世の中の動き(心理)に大きく影響を受けるため、あっという間に日本の不動産バブルは終焉を迎えてしまう可能性があるんです。もちろん、2016年現在の日本の不動産バブルは中国経済の影響も大きいですが、トランプ氏の当選はそれを吹き飛ばすほどの影響力があると思います。
トランプ氏はオバマ氏よりも日本に強硬な姿勢を貫くと予想されていますし、演説の節々で出るトランプ氏の強気な発言からも、日本経済を左右する輸出入の関係がおそらくこれまでよりもアメリカ寄りになると思われます。もしかするとここ数十年でもっとも日本経済にとっての向かい風となるかもしれません。
その時が来てから「まずいな、家や土地は早く売ったほうが良さそうだ」と思っても、おそらくその時にはかなりの値下がりをしたり、売りたくても売れないかもしれません。
どうして経済が冷え込むとあなたの家が売れなくなるか
消費というものは給料ダウンなどの経済的な事実よりも、「世間は大変なことになってるらしい」という心理的な影響が大きい傾向があります。なので、実際に家を買おうとされている人の給料が下がっていなくても、「来年や再来年は下がるかも」という気持ちがあればきっと今までと同じ勢いでは家を買わないでしょう。
また、いつでも家を買う準備が出来ている人でも「家を買うならもっと不景気になるのを待ってから値引をどんどん求めよう」という賢い人も増えてます。
リーマンショックやサブプライムショックの時にそのような「値引買い戦法」で家を安く買った一般の人がノウハウ本を出版したり、ブログで賢い買い方を紹介しているので「不景気な時に大幅値引きを狙う」という買い方を知っている人も増えています。
※最後に・・・トランプ氏率いるアメリカと日本がお互いに経済発展ができる関係となり、日本の不動産売却市場が盛り上がることを心から願います。