家を売る際、火災保険の有効期間が残っていればお金が戻ってきます!
解約返戻金(へんれいきん)と呼ばれるものです。
掛け捨てタイプでも貯蓄型タイプでも未経過の期間部分の金額は戻ります。
(戻る金額は掛け金によって異なります。詳し金額は保険屋さんに問い合わせをすれば教えてくれます。)
ちなみに、私自身も過去に何度も家を売却していますがその都度ちゃんとお金が戻ってきています。
ただし!
保険を解約してお金を戻してもらうためには、自ら保険屋さんに連絡をして「◯月◯日で家を売却して他の人に引き渡しします。保険の解約と返戻金(へんれいきん)の手続きをお願いします」と、一声かける必要があります。
なぜなら「家を売る」という事実は保険屋さんはあなたから教えてもらうまでは分からないからです。
ここであなたが保険屋さんに連絡を入れずに放置をしてしまうと次の更新のタイミングまで放置されっぱなしになることも十分にありえます。
戻るお金があるのならすぐにでも戻る方がありがたいですよね。
火災保険を解約するタイミングっていつがいいの?
家の引き渡しの日までは何が起こるか分かりません。
引き渡しの日までは何がなんでも保険は残しておいてください!
もしかすると引き渡しの前日に火災や地震の被害が出るかもしれません。
引き渡し前に保険を解約してしまうと、仮に引き渡し前日に火災や風災害・水害などで引き渡しができなくなれば売買契約が消滅するばかりか、あなたの大切な資産の修繕費用が自腹になったり、最悪の場合には家そのものを失う事になります。
でも、保険期間を引き渡し日までにしておけば火災や風水害などで被害が出ても保険金がもらえるので安心です。
(いつ大きな地震が来るか分かりませんしね。)
保険の解約金が戻るからといって安心するのは早いです!
「火災保険のお金が戻るから得した!」なんて安心をしていると何百万円という大きなお金を大損するかもしれませんよ。
売却するにあたり、力のある複数の不動産業者から売値の見積りをもらい比較してみましたか?
もし、複数社から見積りをもらい最高値のところに売却依頼をしていなかったとしたら、本当の価値よりも100万円や200万円も安く売られてしまう恐れがあるからです。
最高値が簡単にみつかります→ 家を高く売ってくれる業者と査定額が分かる
ここなら家を見せなくても無料で見積りがもらえ、メールで見積りが届くから煩わしさがありません。
私や私の周囲の不動産投資をしている人達はこういったものを利用して、必ず最高値の見積りをくれた不動産屋などに売却をお願いするようにしています。
そうすれば、後で「他所の業者に頼めばもっと高く売ってもらえてた!」なんて悔しい思いをしなくて済みます。
いくらこれで大きなお金を得できてもうっかり火災保険の解約を忘れることがないように気をつけてくださいね。
解約で戻る額があまりに小さく思えて忘れる人もいそうです。。。
「保険に入りませんか?」と声をかけてくるけど「解約しますか?」とは言ってこない
保険に一度入ってくれた人に「解約しますか?」なんて声をかけてくる営業マンなんて存在しません。
本当なら言ってくれても良さそうなものなんですけど、通常は何もなければそのまま更新をすることが前提になっているからです。
それに、もしも親切に声をかけたことがきっかけで解約でもされれば大損なのでそんな声かけはしないんです。
また、保険屋がいくらその道のプロだとしても、人にはうっかりミスというものはあります。
私も過去に保険の更新日が迫っているのに何も連絡が来なくてこちらから連絡を入れたらすっかり更新日を忘れていた営業マンがいました。
なので、もしも売却した事を伝えたとしてもその後の手続きについてなかなか連絡が来ない場合には忘れられている恐れもあるので、「解約の件はその後どうなってますか?」と問い合わせをしてみることもオススメします。
引き渡し日が伸びたら保険の期間も伸ばせる?
伸ばすことは可能です。(ただし、必ず事前に確認はしておいてくださいね!)
通常は、引き渡し日が決まった時点で保険屋さんにすぐに解約の相談をすればその際に「もし伸びたらすぐに連絡してください」と言われるはずです。
そのあたりは柔軟に対応してもらえるので購入相手の都合で引き渡し日が変更になっても安心ですよ。
途中解約で戻る見込み額の参考にどうぞ
期間10年の契約で1年経過後に中途解約した場合は支払った保険料の89%が戻る
また、15年契約で5年後の中途解約した場合は68%が戻る
25年契約で5年後の中途解約した場合は82%が戻る
35年契約で5年後に解約した場合は89%が戻る