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施工不良と判断されたマンションはいくら売りたくても買い手がつかない可能性が大きいです。

 

ここ最近、ニュースで騒がれているように、マンションの地盤への杭が基準を満たしていなかったという傾いたマンション物件がありますが、恐らくそういった物件は売却するにしても新しい買い手はなかなかつかないと予想されます。

施工不良マンションの特徴

もっとも大きなものとしては基礎部分の不良です。

地面深くに何十メートルもある杭を数十本打ち込むことはよくあることですが、この杭は岩盤にまで届いていないと意味がないそうです。

 

それが岩盤まで届いていない状態でOKとしてしまったり、工事の予算を浮かせるために本数を減すなどいろんな原因があるそうです。

当然、基礎部分がしっかりと造られていなければ、マンションの場合には高さがあるので次第に傾いてしまいます。

 

最近、ワイドショーなどで扱われている横浜のマンションなどは、とある住人の方の玄関ドアがスムーズに開閉しなくなってきたり、マンションの継ぎ目部分に数センチの段差が発生するなど、異常は目や体でも体感ができるほどらしいです。

 

ただし、いくらしっかりと建築されていたとしても、多少の傾きなどは発生することもあり、全部が施工不良とは言えません。

もちろん、傾いたマンションでもごく普通に売買されているものなども全国には沢山あるので、正式に施工不良と判断されない限りは売却には問題がないことが多いです。

 

ただし、今後は行政やマンションの組合などが積極的に施工調査に乗り出しはじめると思いますので、すでに傾いていたり段差が生じている中古マンションなどは、できるだけ早くに売却をされることをオススメします。

 

特に施工不良でもないのに、良くない評判などが広まってしまうと、売れなくなると思いますよ。

施工不良マンションは安売りしても買ってもらえないリスクがあります

もし、マンションへの買い手が現れても少々安いくらいだと売れないと思います。

その理由は、次にそのマンションを買ってくれそうな人がローンを使う場合に銀行が担保としてみなしてくれないリスクがあるからです。

 

担保は、もしもの時に売却をして銀行がローン残高を回収できるようにするための保険のようなものなので、次に売れないような不動産は担保としての役割を果たせません。

なので、仮に相場が2000万円の中古マンションを半額の1000万円で売ろうとしても、現金一括で購入してくれるような人じゃないと売却ができないんです。

まして、その売りたい中古マンションにあなたのローンが残っているとなれば、半値なんて安売りはしたくてもできない可能性もありますよね。