近頃は、ご自身が若いうちから施設入所を希望される話や、父や母が施設入所するという話を多く耳にするようになりました。
特に多いのが、施設入所のために「家や土地を売却して費用を工面したい」という話です。
(住んだままで家を売ることもできるので、「売れ次第に施設入所する」という点は施設側としっかりと話しを詰めておいてくださいね。)
親の代理人として売却をする場合
もし、家を所有している親が要介護状態でも、認知症などでない限りは書類への記入捺印はできる場合があります。
その場合には、売却のための相談などを親の代わりにあなたが行い、書類への捺印などを親にしてもらうやり方でスムーズに売却できます。
ただし、認知症の場合には資産売却の正式な代理人(後見人)制度を利用しないといけないんです。
少し手間はかかりますが、法的にご両親の代理人とばれば、手続きは全てご自身の不動産の売却と同じになります。
この方が、決済などもとにかく早く処理ができるようになりますよ。
(売却依頼する不動産屋さんに相談すれば、馴染みの司法書士さんなどを紹介してくれます♪)
介護施設への入所費用は確保までのスピードが大事
介護施設への入所は、ほとんどのところが順番待ちで、すんなり入れる人はラッキーです。
表向きには「介護度が高い人が優先」という話ですが、実際には不透明な世界なので、勤務している人の身内などが優先されたり、社会的に力を持っている人の家族が順番を優先されているという話も耳にします。
介護施設の運営には力やお金を持っている人の協力は欠かせないので、こういったえこひいきは今後も変わらないと思います。
なので、入所費用のことで迷っていると、他の人に先を越されてそこには入れなくなります。
まして、家や土地を売却してその値段によって入所先を決めたい場合には、いかに早く売れるかがご家族の人生を決めるとも言えそうです。
家や土地を1日でも高く早く売るために
1日でも早く売るためには、近所の不動産屋さんを徹底的に数をめぐり、一業者でも多くに売りたい物件を扱ってもらうのが一般的です。
でも、それって膨大な時間がかかる作業で、そのうえ、あちこちに頼んでいるという事は、不動産屋からすると、どんなに頑張って売ろうとしても、他所の店にあっさり売られてしまう可能性もあるので、なかなか本気にはなってもらえないんです。
そんな時は、ネットの見積もりサービスを利用して、多くの業者に一斉に情報を流し、積極的に売ってくれる業者に依頼する方法が最も効果が高いとされています。
売却の依頼は自信のあるところに頼まないとダメです
自分で近所の不動産屋を巡ったとしても、そこが積極的に売ってくれるところかどうかは分かりません。
不動産屋には売買専門と賃貸の仲介専門、両方を紹介、の3タイプがあります。
仮に、訪問したところが賃貸専門だったとしても、一応は売買の話も受けてくれるのが普通です。(たまたま売れたら儲けが大きくてラッキーだから)
もし、そんな実情を知らずに、ほぼ賃貸専門のようなところをあてにしてしまうと、きっと家は売れるまでに1年も2年もかかります。
それに、不動産屋も「うちは賃貸仲介だから売る自信がない」なんてバカ正直は言いません。
なので、一般の私達が自分の目で「売ってくれる業者かどうか」を見抜くことは難しいんです。
だから、間違いなく「売る気に満ちている業者」に依頼するには、見積もりサービスを利用して、売ることだけに一生懸命な業者と出会うことが大切なんです。
家は早く売らないと日増しに売れなくなる
家やマンションは、売りに出した場合には情報誌やネットに掲載されるのが一般的です。
その情報は、多くの人が目にしていて、主に写真と値段で記憶に残っているんです。
覚えられている事からも、短期でスパッと売ってしまわないと、「あ~、この家、まだ売れないんだ」とか「何か問題があるから売れないのかな?」と、ありもしないイメージを持たれてしまい、ますます売れなくなります。
私の体験ですが、2200万円で売りだした家が2年売れなかったことがあります。
でも、1980万円にしたら、1ヶ月で売れました!しかも問い合わせの電話も増えたそうです。
もしすぐに売りたい場合には、思い切った値段を付けることも、重要になってきます。
そんな値段の付け方も、売る気に満ちている業者なら、絶妙な価格を提案してくれますよ♪
これが、本気で売りたい業者と、何となく売れればイイと思っている業者の差がでるところだったりもするんです。