半地下や地下室がある家を売る際の注意点
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半地下や地下室がある家を売るには、不動産屋選びを上手にやらないと大損してしまいます。

また、大損してでも売れるのならまだマシで下手をするといつまでも売れ残ってしまい処分するにもできないという悲惨なケースもあるんです。

半地下や地下室がある家を売る際の不動産屋の選び方

半地下や地下室がある家を売る際の不動産屋の選び方ですが、不動産屋の見た目や大きさやCMなどの知名度で選ぶのは間違いです。極端に言えば、小さい不動産屋でも良くて、たった1人でやってる不動産屋でも良かったりするんですよ。

そんな半地下や地下室を売ってくれるのに適した不動産屋の条件はとてもシンプルで、「抱えているお客さんに半地下や地下室を探している人がいるかどうか」だけのことなんです。

半地下や地下室がある家というのは、一般の人には避けられがちで、無理に一般の人に売ろうとすれば相場よりも何割も安くしないと売れません。ところが、半地下や地下室を求めている人に売ることができれば、逆に相場額以上に高く売ることも可能になるですよ。

2年に渡って売れ残った地下室が一瞬で売れるのも見たことがあります

私は中古の戸建てを利用した大家業をしていまして、全国には同じ大家業をしている仲間が沢山います。

その仲間の一人が過去に地下室がある中古住宅を相場よりも3割ほど安く購入したことがあるんですが、問題はいざその家を売る時になってから2年ほど売れずに困ってしまったんです。

ところが、その後に不動産屋を変えてみたところ、ちょうど地下室に憧れて物件を探していた男性を紹介してもらえ、即決で売ることができたんです。

購入してくれた男性が言うには、地下室がある家は中古物件を探してもそう簡単には見つからないので、見つけた時には多少の妥協はしてでも絶対に買うと決めていたんだそうです。

言われてみればそうですよね、地下室がある家なんて中古で買おうとしてもそう簡単には見つかりません。まして、自分が欲しいと思っているエリアや価格帯で探すとなるとさらに物件数はなくなります。エリアによっては1件もみつからないところも多いくらいですからね。

そこで、気がついたのは、半地下や地下室があるような拘りが強くて万人受けしない物件を売る際には、ちょうど欲しがってくれるお客さんを抱えている不動産屋に頼まないと売れないということでした。

半地下や地下室がある家を買う人には強気に売るべき

地下室や半地下がある家を買ってくれる人には弱気な史跡は見せてはダメです。弱気な姿勢を見せてしまうとたちまち大幅な値引要求をされてしまうからです。

これは購入希望者が値引きを求めてくるというよりも、相手側の不動産屋さんが入れ知恵をして値引きを狙ってくることが多いです。「癖がある物件は売れづらい」ということをよく知っているからわざと強気に値引きを求めてくるんです。

そんな場合でも、できれば強気に値引きは突っぱねるくらいが理想的です。なぜなら、心理的に人は値引の提案を断られたことでますますその物件が欲しくなるからです。

そうした心理を上手に利用して、本当は値引に応じてすぐにその場で売ってしまいたくても、一度は断ってみることをオススメします。

半地下や地下室がある家を売る際のアピールポイント

いくら膨大な家を売ってきた不動産屋さんでも、半地下や地下室がある家を扱った経験はほぼ無いに等しいと思います。つまり、家主でもあるあなた以上に半地下や地下室がある家の魅力を分かっているとは考えづらいんです。

そこで、せっかく内覧に来てくれた基調な見学者に魅力をしっかりとアピールするために魅力を書いたPOP(ポップ)を壁に貼り付けておくという手もあります。

これは私が中古の家を売ってもらう時や賃貸物件が空室になった時に内覧者に向けてる工夫なんですが結構効果的なんですよ。

手書きでも良いので半地下や地下室に「ここの地下室は夜中にギター演奏しても外に聞こえないので最高です」とか、車庫兼用の半地下の場合などは「半地下には家に上げられない重たい荷物も置いておけるので便利です」など、生活している人だから知ってる魅力を書いておけばいいんです。

不動産屋の営業さんもお客さんとのトークにも使えるようになるので嫌がる人はいませんよ。むしろ感謝された経験は沢山あります。

半地下や地下室にデメリットがあれば正直に伝えておくこと

先程は魅力をアピールする大切さについて紹介しましたが、実は「売る」場合に大切なことに「デメリットも伝える」ということも欠かせないんです。

人は魅力だけ伝えられても手放しで安心はできないもので、まして購入するものが家のように高額なものなら当然のことです。そこで、住んでた人だから分かるデメリットについても紹介しておくと信頼感が大きくなるのでおすすめなんです。

例えば「地下室の防音は最高です、夏も涼しいです。でも冬はちょっと寒いです。リフォーム屋さんの話だと壁に断熱材を貼ればかなり暖かくなるそうです。」なんかだとデメリットだけでなく改善方法も伝わるので良いと思います。

いずれにしても最初の不動産屋選びで手を抜かず、複数の不動産屋さんから査定をもらってみて査定額や反応を見て選ぶことは欠かせません。

※私や周囲の大家さんも口を揃えて言うことですが、複数業者からもらった査定で一番高額な業者はすぐに売れるお客さんを抱えてる確率が高いですよ。