住宅ローンの返済に行き詰まった時には、大きく分けて2つの対処方法があります。
1つ目は、ローンを払うお金をカードローンなどを利用して一時的に借り入れをして払い方法です。
でも、これだと根本的な改善はされないし、むしろ借金が膨らんで住宅ローンどころの話では無くなってしまう危険がいっぱいです。
2つ目は、ローン返済中の家を手放して、売ったお金でローンから開放されるという方法です。
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私自身、ファイナンシャルプランナーをしていることもあって、こういった相談を受ける事も多いんです。
今までに沢山のアドバイスをさせていただき、それぞれの方のその後の結果も見てきました。
その結果、少しでも早くに持ち家を売却された方の方がゆとりのある豊かで幸せな生活を送っているという傾向があるようです。
もちろん、家を手放すことは抵抗があると思いますが、住宅ローンを払えないのが今月だけというように、本当に一時的な事でないかぎり、普通は滞納や支払いの遅れなどが続くことが多んです。
滞納が続く場合には、最後は滞納を許されないように引き落とし日の前に警告文のハガキが届くようになります。
そこには「次回引き落としは◯日です、これに遅れることあればローン解除も検討させていただきます。ご了承ください」などと書かれています。
つまり、もう二度と滞納は許しません!という意味なんです。
警告の後に滞納をしてしまうとローン解除に
ローン解除をされると、残りの金額を問答無用で一括返済で求められます。
仮に、1000万や2000万あっても、一括で払ってください!と求められるんです。
そんなこと、普通は無理ですよね!
もちろん、ローン会社も無理なことは承知です。
無理なら差し押さえをして、家を競売などで売却し、そのお金で回収をしようというのが狙いなんです。
人によっては「じゃあ競売で売ればいい」と思われるかもしれませんが、競売は甘くありません。
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結論から言ってしまいますと、競売にかかって得することはありません。
運が良くても一般的な家の売値で売れて、普通だと一般的な売値の7割程度の安値で終わることが多いんです。
しかも、下手をすれば3〜4割などというとんでもない安値で買われてしまうことだってあるんです。
もちろん、いくら競売で売れた値段が安くても、残ったローンは多目には見てもらえないので、借金が沢山残るようになります。
それなら、はじめから一般的な価格で売ってしまったほうがずっとお得です。
仮に、家を購入した際に頭金を多く払っていた人などは、手放す際に相場よりも高く売ることができたなら、ローンを返済した後に、数百万円など手元に残ることもありますよ。