土地を売る時は、全部を売らなくても売りたい部分だけを売却することができます。
実際、借金返済のために一部分を売る人も多いそうです。
でも、いろいろと注意点があり、それを知らずに売却すれば大損してしまいます!
売却する面積は次の人が何に使えるか考えて決める
売却する土地の広さを決めるには、次に買う人が何に使えるかを想定して決めないと売れなくなります。
家が建つ面積さえあれば間違いなく売れると思います。
もし、近所に駐車場に困っていそうな家が沢山ある場合には、家が建てられない程度の面積でも売れる可能性はあります。
でも、そうじゃない場合には、やっぱり家が1軒建つくらいの広さがないと売却は困難です。
極端な話、家さえまともに建つ広さなら、縁もゆかりもない人が遠い街からわざわざ引っ越しをしてまで土地購入をしてくれる可能性があります。
でも、そうじゃない場合は、駐車場だけが欲しい人に限定されるので、何年経っても売れないリスクがあります。
土地の一部分を売る場合の注意点
①売る土地と売らない土地は登記簿上でちゃんと分ける必要がある。
これは分筆と呼ばれる作業です。
通常、1つの土地は1筆で登記されています。
それを2つに分けるということは2筆に分ける必要があり、3つなら3筆といった具合に表現をします。
行政書士さんなどに頼めば簡単に書類作成などの手続きもしてくれます。
売却を兼ねている場合には、お世話になる不動産屋さんに相談すれば、提携している司法書士の先生を紹介してくれるので自分で司法書士さんを探す手間も省けます。(普通はこのパターンが多いです)
②売り土地に隣接している地主さんにも一声かけておく。
事前の声かけにはいろんな意味があるんですが、次に買う人と隣接する土地の所有者とが揉め事にならないためにも欠かせないアクションです。
隣接している土地の持ち主が、ある日突然知らない人になっていれば、下手すれば警察に通報されたり、いきなり怒鳴られたりと、とにかく不都合な事が起こることもあり得ます。
③売却の優先順序を隣接する地主さんにすること
もしかすると、隣接の地主さんはその土地を買いたいと思っているかもしれません。
その場合には、相場の土地値よりも少し高く買ってくれることもあり得ます。
もし、提示される価格に納得ができない場合には、「どうしても◯百万円のお金が必要だから」と言って、やんわりとお断りすれば大丈夫です。
多くの不動産屋に声をかけないと大損します!
いざ売却をする際、売値を決めるのは売り主であるあなた自身です。
不動産屋さんはあくまで経験から導き出した売値を提案するだけで、決定権はありません。
でも恐ろしいのは、相談した不動産屋さんが手っ取り早く売りたいと思って安値をつければ、しらないうちにあなたは何十万円や何百万円も大損させられる危険があるということです。
「地元では大きい不動産屋」なんて理由では絶対に選ばないでください。
一番高く売ってくれる業社を探すには、今はネットの一括見積りサービスなどがあるので、そういった今の時代に合ったものを使うべきです。
そうすれば、遠くの不動産屋や転売業社なども含めて高く買ってくれる相手が簡単に見つかるんですよ。