子どもが3歳くらいの時に田舎(長野)から東京の港区に引っ越しをしてマンションも購入したんですがちょうどそのタイミングから子供がアトピー性皮膚炎にかかりました。
(今は長野に戻ったためにほぼ完治をしましたが「ずっと都内にいたら相当酷いことになっていたよ」と医師に言われました。)
汗疹のような湿疹を見てアトピーに気づきました
初めは、腕や足の関節の内側に汗疹のような湿疹ができはじめ、その後手の甲や脚の甲など関節部分に広がりました。汗疹かと思って様子を見ていたのですが、カサカサしていたので、アトピーを疑い、皮膚科を受診したところ、アトピー性皮膚炎とのことでした。
子どものアトピーでは、数えきれないくらいの医療機関を受診しました。というのも、数件まわってみないと本当にアトピーなのかわかりませんし、薬も医療機関によってかなりまちまちだったので、結果的には色々な意見を聞けて良かったと思います。
ステロイドを使用しない治療で有名な医療機関を受診しました
症状だけをみてひどいアトピーという医師もいましたが、ステロイドを使用しないで治療を行う有名な医療機関を受診したところ、さほどひどいアトピーではなく、十分コントロールできるといっていただけたので期待をしました。
初めのころ受診した医療機関は、キンダベートという弱めのステロイドが出されたり、リドメックスというもう少し強めのステロイドをワセリンで薄めたものが処方されました。
ステロイドは塗った時はかなりきれいになるのですが、うちの子の症状にはあまり合っていませんでした。薬を塗るだけでは予防にはなりませんし、やめると悪化してしまうので、結果的にステロイドを使用しない皮膚科にかかり軟膏をもらっていました。
亜鉛華軟膏という白い軟膏は、ジュクジュクした患部によく効きます。アトピーは、患部に薬を塗るだけでは治らず、色々な予防策を練るのが大切だと指導を受けています。そのため、ダニやカビを防ぐために寝具やカーペットなどは清潔に保ち、食生活は和食中心で食べ過ぎないよう注意しています。揚げ物やお菓子などもアトピーを悪化させるらしく、なるべく食べさせないようにしています。
布団や部屋の掃除などもかなりマメに行いましたし食事もかなり考えて作っていたので当時は本人以外の家族全員が相当なストレスを抱えていました。
ビオチン療法がダメなら田舎に戻ろう
最後はビオチン療法に挑戦しもうこれがダメなら長野に戻ろう!と夫婦で話し合いをしました。というのも、旦那の職場の人で同様に田舎から東京に引っ越してきた直後にお子さんがアトピーになった方がいて、その方の場合にも田舎に戻ったとたんにアトピーが治ったそうなんです。
お医者さんからも、「もしかすると田舎に戻った方がアトピーにはいいかもしれませんね。」と言われたこともありました。
(ビオチン療法について)
確かビタミン剤であるビオチンとビタミンC、整腸剤を処方されました。他の療法に比べるとアトピーに一番効いた治療法だったかもしれません。費用は2週間分処方してもらっても治療費込みで2000円くらいで負担も少なかったです。
結局アトピーのために都内のマンションを売って長野に戻ることに
売却したのはリーマンショックの直後で購入からわずか数年のうちにかなり売却相場が下がっていました。そうは言っても売らないと長野に戻ってからの生活も困るので不動産屋に行く覚悟を決めて最初は近所の不動産屋に売却相談をしてそこがつけた売値で売却をする運びとなりました。
ここでふとアトピーで病院をあちこちまわったことを思い出して不動産屋さんを7店舗訪問してみたところ、やはりそれぞれに売却への取り組み方が違うようでその違いは「売値」にハッキリと現れました。何店舗かまわってみると思ってもなかった高い売値をつけてくれるところもがすぐに見つかりました。
結果的に、売却成立の前に長野に移り住みましたが自分が都内にいなくても不動産って売れる事も分かりました。こんなことなら、もっと早く不動産屋に売却依頼をして長野に戻っていたらよかったと後悔しています。
アトピー治療のためには都内の方がいろんな病院があるのでこころ強いんですがそれよりも人に優しい環境に身を置く方がはるかにアトピー治療になる事を知りました。
田舎に戻ったとたんに子供のアトピーが収まり本当に驚いていますが。やはり空気や住居など都会は子供にとって過酷なのかもしれませんね。
この記事の読者にはこちらも読まれています