もしも不動産屋に家の売却を頼んで10ヶ月になるけど売れずに困ってるなら、家が売れない理由は不動産屋と家の相性の悪さかもしれません。
と言うのも不動産屋はどんなタイプの家を売るのも得意というわけではなくて、得意な家や苦手な家などいろいろあるからです。
不動産屋と売り家の相性とは
不動産屋と売り家の相性というのは、これまでにその不動産屋が売ってきた家のタイプ(間取り・価格・立地)とあなたの家が同じかどうか?や抱えているお客とあなたの家のマッチ具合などで決まります。
例えば予算3,000万円のお客さんを多く抱えている不動産屋に、築年数が古くて1,500万円ほどの家を売却依頼しても、抱えているお客さんはあてにできないので売れ残りやすくなります。
また、収益用のアパートやマンションや新築用の土地の売却を得意としている不動産屋に普通の家の売却を依頼してもそれもまたスムーズには売れません。
つまり、不動産屋が抱えているお客さんの多くが希望する売値・間取り・立地があなたの家とマッチしていないところには頼むべきじゃないということです。
おそらく売却依頼をしてから10ヶ月経っても売れないということは、いずれかがミスマッチしているからだと考えるのが妥当です。
※特に、内覧すらまともに入っていないのなら現状の不動産屋に依頼し続ける意味なんてないですよ。
10ヶ月以上売れない不動産屋を他社に変える時のコツ
売却を依頼して10ヶ月以上経っても売れない不動産屋を他社に変えるにはコツがります。
・契約内容に沿ったタイミングで他社に切り替える
・複数業者から査定を集めてから次の依頼業者を絞り込む
この2つを守ればまず大丈夫です。
・契約内容に沿ったタイミングで他社に切り替える
まず、今頼んでいる不動産屋との契約を確認する必要があります。そこには売却依頼の契約内容が書かれているので期限が来るまでは基本的には売却依頼の解約はできません。
関連記事→ 家を売る時に不動産屋に頼む3つの契約方法
ただし、不動産屋が別に構わないということでOKしてくれればいつでも依頼を解除することも可能です。
・複数業者から査定を集めてから次の依頼業者を絞り込む
次に依頼する不動産屋を選ぶ際には、複数の不動産屋のなかから家と相性が良さそうなところを吟味して選ぶ必要があります。
その相性を調べるのは意外と簡単で、ネットの一括査定を利用すればすぐに分かります。ネットの一括査定で複数業者から査定をもらい、そのもらった査定の中で最も高値を提示してくれた業者を選べばいいだけです。
売却依頼をしている不動産屋の断り方
現在、売却を依頼している不動産屋を断るのは気持ちの良いものではないので躊躇してしまう人もいるかもしれません。でも、そんな「嫌な気持ちになりたくない」ために200万円も300万円も損をするのはもっと嫌ですよね。
そこで、簡単に断りを入れる方法として「身内」を利用する手があります。例えば・・・「妻の兄が懇意にしている不動産屋があるらしくてそこに依頼するように親戚などからも頼まれてしまった。」なんて理由も良いと思います。
これなら誰も傷つくことがないので円満に不動産屋を変えやすいはずです。
10ヶ月経っても売れない家に考えられる不動産屋以外の原因
売り出してから10ヶ月が経っても売れない家には何かしら原因があります。過去に同業の大家仲間が家が売れずに困ってた経験から考える、それは意外と基本的なことが多かったです。
例えば、庭が雑草だらけだっりガレージにゴミが沢山あってゴチャゴチャしてたり、家のなかに風を通さないために他人にはキツイ生活臭が漂ってるケースなどがあります。
やるべきことは、家の内外の掃除を徹底することと、芳香剤を室内のあちこちに設置して家に染みついた生活臭を消してしまう対処が必要です。
たったこれだけのことでもかなり違ってくることも多いです。と言うのは「臭う物件」には不動産屋さんさえも来たがらないからです。
そこで掃除をして芳香剤も置いて快適空間にしてしまえば、不動産屋さんも今まで以上のペースでお客さんを連れてきてくれたりますよ。
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