急にまとまったお金が必要になり、家を担保に入れて融資を利用するか、それとも家を売ってしまい現金を用意するか迷う方も多いと思います。
私(ファイナンシャルプランナー)の経験上、お伝えしたいのは”必要なお金がいくらか”によって選び方が違ってくるということです。
- 担保の場合=不動産屋で売ってもらう金額の7割以下しか貸してもらえない
- 売却の場合=担保を利用して借りる金額よりも大きなお金が手に入りやすい
お金が手に入るまでの時間は?
一般的には融資の方が早いとされていますが・・・
売却の場合でも買い取り業社に売却する方法や、たまたますぐに購入してくれるお客さんを紹介してもらえれば、融資と同程度に早くお金を手に入れることができ、時間に大差ありません。
損得を判断するには家の売値を知らないと始まりません
売却にしても融資にしても、あなた自身が正しい売値(市場価格)を知らないと、銀行員や不動産に上手く言いくるめられ大損をさせられるリスクがあります!
そのためにも、まずは家を売ったら正しい相場額はいくらになるか?それを知ることが欠かせません。
例えば、家を担保に入れてお金を借りる場合、多くの方は銀行のお世話になると思います。
この場合、通常なら資産価値の7割程度の金額でお金を貸してもらえますが、下手すればもっと少ない金額で納得させられる事もありえます。
と言うのも、銀行員には厳しいノルマが課せられているので、できるだけ少ない金額しか貸したくないと思っているからです。
担保となる資産の価値に対して、できるだけ少ない融資額で契約をとれる銀行員こそ成績が優秀だとされているからです・・・
例えば、市場価値が1500万円の中古の家の場合には融資可能額は7割で計算され1050万円となりますが、これが銀行員のさじ加減ひとつで800万円などの極端に少ない価値しか認めてもらえないことがあるんです。
じゃあどうやって正しい価値を知るの?
少し前までなら、あちこちの不動産屋さんをまわって家の売値の見積りをもらう必要がありました。
でも今はそれが簡単にできるようになっていて、ネットの一括見積りサービスを利用すれば家にいながら不動産屋さんと会うこともなく、複数社から売値の見積りをもらうことができます!
一括見積りについても触れている過去記事です
それを利用すれば厳選された優良な業社ばかりから見積りがもらえるため、ご自身で近所の不動産屋さんをまわって見積りをもらうよりも高値がみつかりやすいんです。
それに、いざ融資額が思ったほどもらえないと分かったら、この見積りで最高値の業社に声をかけて高値で売却をしてもらうことも可能になります。
一括見積りサービスを利用して家を売れば早く高く売れやすい
急ぎでまとまったお金が必要な時に、ごく普通に不動産屋さんに売却依頼をしても、売れるまでに大抵は数ヶ月はかかり長ければ1年以上経っても売れ残るリスクがあります。
でも、一括見積りサービスに登録されている業社のなかには、不動産の買い取り業社も含まれているのでそこに売却をすれば早ければ2週間もあれば入金まで完了する可能性もあります。
ちなみに、買い取り業社に売れる値段と一般の人に売れる値段を比べてみると、買い取り業社の方が少し安くなりがちですが、「数ヶ月から1年という時間をお金で買う」と考えればとても妥当な金額だと思います。
銀行員にプレッシャーをかけられる人は交渉が有利になります
融資額が極端に少ない場合であっても、あなたが自分の家の正しい価値(1500万円)を把握していれば、「7割でも1000万円はあると思うんですが、無理ですか?」と質問をすることができます。
さらには「私が調べた市場価値だと1500万円となっているので、これだけ少ない融資額しか出ないのならいっそ売却しようかな・・・」と駆け引きさえもできるようになるんです。
大抵の人はご自身の家の正し売値などを知らずに融資のお願いに行くので、銀行に主導権を握られてしまいがちですが、自分で知っておけば対等に話しができます。
融資の相談に行く前に、すぐに見積りを集めて正しい価値(売値)と最高値ならいくらで売れそうか?また、それらの業社はどこの何という業社なのか、それだけは把握しておいてくださいね♪
一括見積りサービスならネットを使ってわずか1分ほどしか手間がかかりませんが、その1分で融資してもらえる金額が100万円も200万円も、もしかすると500万円も多くなるかもしれませんよ!
融資を受ける際の大切な心理ポイント
融資を受ける時は「この人、いろいろ調べてるなあ・・・」と相手に思わせるくらい気持ちが大切です!
決して、「ぜひ融資してください」なんて弱腰な姿勢は見せないでください!
「融資を断られたら困る」という事を相談相手に知られてしまうと、たちまち銀行などの融資元が圧倒的優位になり、思い切り安い金額をふっかけられて足元を見られるようになりかねません。
「良い条件で借りれなければ売ろうと思ってます!」と強気な姿勢を見せることも大切です。
ただし、横柄な態度は絶対にとらずにあくまで”対等な立場”で真摯に交渉をしてください。
私の経験上からも見積りさえ利用しておけばきっと大丈夫ですよ♪
あなたの成功を祈ってます!