家を売ってアパートや賃貸マンションに引越しをする場合の注意点が3つあるのでご紹介します。
これを知らずに適当な不動産屋さんに売却を依頼してしまうと何百万円も大損する恐れもあります。それに、次に借りようとしている賃貸マンションなどで審査に落とされる恐れもあるのでぜひ気をつけてください。
賃貸物件を借りる時に言ってはいけないセリフ
賃貸物件を借りる場合、オーナーや管理会社の審査を受ける必要があります。この時、絶対に言ってはいけないセリフは「お金のトラブル」に関するキーワードです。
例えばこんなNGキーワードです
「ローン返済ができなくなった」
「事業に失敗して家を売った」
「家を売って慰謝料や養育費を払うため」
「家族の治療費のため」
賃貸物件を紹介してくれる不動産屋さんは必ずと言ってよいほど、「賃貸物件を借りる理由」を聞いてきます。
これは入居後のトラブルを回避したいがためのリサーチとなんです。言い換えると、正式な入居審査の前に何気ない会話ですでに審査は始まっているということです。
なので、「お金の支払いが大変だから家を売って賃貸に住もうと思う」とか「家を売ってお金を作る必要があるから」なんて言ってしまうと、厳しい物件オーナーや管理会社だと、適当な理由をつけて入居を断る可能性があります。
絶対に、お金が関係することでマイナスなイメージを持たれないように気をつけてくださいね。
どうして私がこんな「NGなセリフ」を知っているか?
私自身がアパートや賃貸マンションのオーナー(大家)をしているからで、日頃から、入居審査に携わっているからです。オーナーは自分が家賃をもらう立場なので管理会社の審査よりもずっと厳しいです。
なぜ、そうした理由はNGなのか?その理由は、入居後に滞納が発生するリスクが高いことを知っているからです。
また、今時の大家やブログなどでつながっている全国の大家仲間がいて、全国あちこちでの滞納話を沢山知っています。
そんな他所の大家の滞納トラブルの経験まで知った結果、入居の時点で「お金の問題を抱えた人」は入ってもらいたいないのが実情だからです。
今時の大家は審査が厳しい理由
近頃の大家は、ビジネスや投資を目的とした稼ぐことを優先とした「副業」や「ビジネス」でやっている人が多く、昔の大家さんみたいに裕福で節税目的の人はかなり減っています。
中古で購入するサラリーマン大家さんも非常に増えていて、毎月の家賃収入の大半をローン返済にまわしている人も多いため滞納にはシビアです。滞納されてローン返済できないと大家をしている自分が破産するからです。
「売る」と「借りる」は「借りる」を絶対に優先するべき
「家を売って賃貸物件に引越しをする」という方はとても多いです。でも、その優先順位を間違えると家はなかなか売れませんし、売れたとしても思ったほど高い値段では売れないかもしれません。
その理由は、人が住んでるままの家を売るのは難しいからです。家を売りに出せば内覧(購入希望者による室内見学)が入りますが、そもそも人が暮らしている家には内覧が入りづらいものです
。それに、内覧が入ったとしてもリラックスして家の中をゆっくり見れないので購入の決断に踏み切れないといった事もあります。
私も今までに数々の中古住宅を売却してきましたが、できるだけ「高く売る」「早く売る」には、売り家は空室の空き家状態にして、それでいて掃除もしっかりしてから売るのが最強だと知っています。
内覧時の「購入後のイメージング」を家具や生活臭がぶち壊す
内覧に来てくれる人は、自分の理想の家具の配置など購入後の生活をイメージするものですが、そこに今住んでる人のソファーやタンスや汚れた壁紙などがあると幻滅です。しかも人が生活している家は生活臭が必ず存在しています。
そんなマイナス要因だらけの状態で、満足できる値段でスムーズに売ることは非常に効率が悪いものです。
売れるまではトランクルームに家財を預けて安い賃貸で仮住まいという手も
もし次の住まいは時間をかけて選びたいという方は、最低限間取りのアパートやマンションで仮住まいを行い、次のちゃんと選んだアパートやマンションに持っていく荷物はトランクルームなど、荷物を保管してくれるサービスに預けておくのも得策です。
それでいくらかの費用がかかったとしても、家が早く高く売れれば余裕で元は取り戻せます。特に、急ぎで売りたい人にはこの売り方は最強だと思っています。
高く売れる不動産屋の探し方
家を高く売るには、どこの不動産屋を選ぶかによって売値が大きく違ってくることをご存知でしょうか?
不動産屋さんいよって売り家につける値段は違うので、「この間取りは苦手だな~」という業者に頼んでも、当然、高い値段では売れません。
反対に、「この間取りは◯◯さんならすGに買ってくれそう」という場合には、相場価格よりも簡単に高く売れることだったあるんです。
そのためには、沢山の不動産屋を自分でまわって見積りをもらうことが必要です。
あちこちから見積りをもらい最高値のところを選べば、自然とそうした「得意とする業者」に売却依頼ができるからです。
かんたんに「高く売れる不動産屋」を探せる方法があります
→ 私もいつも利用している方法で、こちらの過去記事で詳しく紹介しています
上記の3つの注意点を参考にしていただき、売却と引越しで満足していただけることを願っております。
私の体験がどなたかのお役に立てれば幸いです。