家を売る場合、地方にある実家などの場合には庭に池があったり庭木が生茂っている事も多いと思います。
昔は庭で鯉を飼う人がいたり、庭に立派な松を植えるのが人気がありましたが、今は時代はまるで違います。
庭をそのままにして売ってしまうと何百万円も大損しがちですので気をつけてください。
家を売る時に庭をどうすべきか?
家を売る時には庭にあるものは全て処分をしてしまうことが売れやすくするためのコツです。
池は埋めてしまい、松などの庭木も取り除くのが理想的です。
ただし、注意が必要なのがその処理の仕方です。ただ単に埋めてしまっては、次の購入者が庭に何か構造物を作る際に邪魔になってしまいますし、松などの庭木も切るだけでは根が残ってしまうので、後に邪魔になりがちです。
業者に依頼して、綺麗に跡形なく撤去をしてもらうべきです。その後は赤土を入れたり砂利を敷くなどしてまっ平らにさえしておけば特に問題はありません。
参考にどうぞ⇢ 庭付きの家は木を切れば売れやすくなる傾向があります
次の購入者のことを配慮した撤去をすること
撤去をする時、無理にコンクリートなどで庭を埋めてしまうと、一見すると見た目は綺麗になりますが、庭木を植えたい人やガーデニングを楽しみたいという人には家が売れづらくなるので要注意です。
あくまでも、邪魔で不要なものを綺麗に撤去することさえできればOKで、それでいて、次のオーナーが使いやすいような状況にしておくのが理想的と言えます。
庭木を無くすとすごい勢いで雑草が生えるので要注意
それまで生い茂っていた庭木を無くしてしまうと、直後から物凄い勢いで雑草が生えてきます。
これは日当たりが良くなったことと、土の栄養を雑草が好きなだけ吸収できるようになったからです。
売り家に住み続けたままで売るなら雑草の管理はマメにできますし、目につくのですぐに雑草対処に気づけますが、問題は、遠方の空き家を売る場合です。
売り家の雑草は1ヶ月で腰の高さにまで伸びます
下手をすれば1ヶ月に1回行くかどうかの頻度の方もいると思いますが、1ヶ月もあれば雑草は腰の高さまで生い茂るため、内覧が入って不動産屋さんがお客さんを連れて行ってくれた時に、まるでお化け屋敷のようなその佇まいにきっとドン引きされます。
ドン引きされるくらいの見た目になっているということは、少なくても、まともな状態の時につけた売値では釣り合いがとれなくなっているので、売れるはずの家も売れなくなります。
また、私の経験上、このような酷い状況で置いていると、購入希望者が足元を見ていきなり3割くらいの値引きを要求してくるケースが増えてしまいます。
これは売り主であるあなたにとって何百万円も大損する原因にもなりますし、本来ならスムーズに売れるはずの家を不動産屋さんが売れないという最悪の事態も招く原因となります。
雑草の処理はシルバー人材や便利屋さんが頼りになります
シルバー人材センター、もしくは便利屋さんなどを活用すれば、除草剤を撒いてくれたり、雑草を引っこ抜いたうえにその雑草を持ち帰り処分もしてくれたります。
そうした配慮がちゃんとできる売り主さんであれば、他の同様な売り家よりも高い値段をつけてもすんなり売れてくれるケースもありますよ。