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2016年の8月24日に国交省が発表した新しい補助金に「40歳未満の年齢の人を対象とした中古住宅購入のための補助金」があります。

これは家を売ろうとしている人にとっては追い風になるニュースです!

と言うのも、この補助金は中古住宅に限って適用されるもので、具体的にはリフォーム工事費用や耐震改修を目的に使える最大で65万円のお金になるからです。

※上記制度と同時に年齢制限がないものも新設され、そちらは少し金額が減りますがそれでもリフォーム工事で最大30万円、耐震改修だと最大45万円が出ます。

若年層の中古住宅購入支援には売り主の負担はありませんが・・・

この制度は通称「若年層の中古住宅購入支援」と呼ばれるものですが、これを利用するにあたっては売り主さんの負担は特にありません。

ただし、購入者は家のインスペクション(建物のコンディション調査)を専門家に依頼する必要があったり、耐震改修の場合には事前に耐震診断もしてもらう必要があります。

このようなお金もかかるし立会いの手間もかかるし、おまけに家をジロジロ見られる診断を家の購入後にやらなきゃいけないって考えると尻込みする購入希望者も増えると思います・・・。

尻込みする人が増えれば結果的に、築年数が比較的新しい他の売り家に関心が高まり、あなたの家の購入を断念される可能性が高まってしまいます!

少しでもあなたの家を購入してもらいやすくするために

そこで、少しでも売れやすくするために、あなたが事前に耐震診断やインスペクションも済ませておけばかなり安心して購入してもらえます。

仮に耐震診断の診断書があれば購入後にそれをやる必要はなくなるわけですし、インスペクションの場合も同様に手間がかからなくなります。

何よりも、家の状態が完全に分かった上で購入できるというのは何にも代えがたい魅力があります。

インスペクションってどこに声をかけたらいい?

インスペクション(家のコンディション診断)はどこの都道府県にも受けてくれる業者さんがいますが、もし依頼先が分からない場合には、家の売却を依頼している不動産屋さんに相談すればきっとすぐに繋がりのある診断業者を紹介してくれますよ。

また、不動産屋さんに頼らなくてもご自身で「日本ホームインスペククターズ協会」の公式サイトをチェックすればそこで診断士を探すこともできます。

 

(※最新の登録業者の情報を確認してみたところ、残念ながら鳥取・高知だけは認定診断士の登録が0件になっていました。でも、複数の県で活躍している業者さんもいるはずですから、どこの県でも依頼できるはずですよ。2016年8月30日現在です)

インスペクションって具体的には何をしてもらうの?

とくに難しく捉える必要はなくて、診断士さんが家の天井裏や床下を覗いたり、外壁や屋根や家の基礎部分、または給排水設備や換気装置の目視による確認や、火災報知機の作動確認などをチェックする程度です。

ただし、目視とは言え、家の構造などに精通しているプロが見るわけですからどんな些細な異常も見逃しませんよ。

インスペクションにかかる時間は?

ちなみに、インスペクションの所要時間は3時間程度と言われています。(30坪ほどの平均的な2階建て構造の家の場合)

お金はどれくらいかかる?

また、料金は目視の場合は5万円程度で、仮に測定機器を利用する本格的なものとなれば10万円を超えるケースもあるそうです。事前に見積をもらったり、こちらの予算上限も伝えておけば安心して利用できると思います。

機器測定は主に鉄筋コンクリート造の建物などで使われることが多く、通常の木造住宅では利用することは少ないようです。

耐震診断はいくらかかる?どこに頼めばいい?

建物の構造によって料金は違ってきますが、木造住宅の場合で20万円から50万円が相場で、鉄骨造・鉄筋コンクリート造の場合だと1坪あたりで約6千円が相場だと言われています。

この耐震診断も先ほどのインスペクションと同様に基本的には目視で診断を行いますので、壁に穴を空けるなど損傷をともなうことは基本的にはありません。

ただし、必要があると判断した場合には穴あけを行うなどより詳しい調査をする可能性もありますが、その場合には必ず依頼主の許可のもとに行いますので勝手に家に傷をつけられる心配はありませんよ。

耐震診断にはお金がかかるのが普通です

「耐震診断無料!」なんてアピールしておき、後でちゃっかり費用請求をしてくる悪徳業者もいます。なので無料なんてアピールしているところは避けることをおすすめします。過去に私の周囲でも何人かがこの手にひっかかり後に何十万円も請求されてトラブルになったことがあります。(田舎のご両親が騙されたようです)

耐震改修までしなくても大丈夫なケースも多いんです

ちなみに、家をスムーズに売るなら耐震改修まで行うのがベストですがそこまで費用をかけられない場合には診断だけでも十分だと思います。

なぜなら、近頃の中古住宅の購入者は部屋の壁を抜いて8畳2間の空間を16畳1間に変えるようなリノベーションをされる方も多いので、売却前に改修をしても無意味になってしまうこともあります。

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→ 熊本を中心とした九州の地震で見えた今後売るのが難しくなる中古住宅の特徴

→ 地震が来る前に家を売りたい

 

家の売り主はがインスペクションや耐震診断にお金がかかっても取り返せます!

売り主さんがインスペクションや診断をしてもらう場合でも、自治体によっては補助金が出るのでほとんど金銭的な負担がかからないケースも多いんです。

それに、万が一に自治体からの補助金がなくても、目には見えない売り家の価値を上げることには繋がりますから、売却の際に安心感が追い風となり、早く売れやすくなることはもちろんのこと、高く

売れやすくもなります。

つまり、診断などにかかった金額程度なら売値に上乗せすることも十分に可能になるんです。

もしかすると、診断費用以上に上乗せしてもあっさり売れるかもしれませんよ♪